私を無力にするのは、私自身?!

今読んでいる、〈増補改訂 第2版〉いやな気分よ、さようなら―自分で学ぶ「抑うつ」克服法に、究極の一文があった。
「批判されたとき、心を痛めることから抜け出す方法をお教えする前に、なぜ批判による心の動揺が人によって違うのかを考えてみましょう。(中略)生まれて以来、他人の批判的な意見それ自体でわずかでも動揺させられたことはこれっぽっちもなかったのです。(中略)あなたを無力にするのは世界中に唯一人、ほかの誰でもなく、あなた自身がなのだということを保証します!」
著者がいわんとすることは、「他人の批判に対して自分の頭の中に浮かんでくる否定的な考え、それがあなたを傷つけるのだ、あなたを傷つけるのは批判を言った相手ではない、その言葉に反応して否定的な考えを浮かべたあなた自身なのですよ」ということだろう。なるほど理屈ではそうだけど・・・・・。
でもそれって、人の言うことに鈍感になれってこと?そういう人なら何言われたって気にしないんだから、ストレスもないはずだ。
などど、一瞬戸惑ってしまうのだが、この先読み進んでいきましょう。きっといいことが書いてあるに違いない?!