ワンショット!

先月、ゼノアックの子牛のセミナーで勉強したことを、
少しずつ現場で試している。
担当している農家さんで格好の症例を提供してくれる。

私の今まで知らなかった治療法でこれは、というのが、
立てなくなった下痢の子牛への高張食塩水の注射。
濃〜い食塩水を、200〜300ミリリットルまず打ってみると、
今まで脱水でグロッキー状態だった子牛がバタバタと暴れだし、
(苦しがっているのか?)
なんと立ち上がってしまうのだ!(フラフラしてるけど)

これは、低Caの牛にカルシウムを打ってすぐに、
立てるようになるのと同じくらい劇的だ。

続けて重曹とリンゲルを打ってやると、
なんかずいぶん良くなったようで、
四肢の冷感なんかも改善してくる。

まだ、1、2頭でしかやってないが、
寒い時期に向かってこの治療が増えそうだ。
もちろん、そういう思いを子牛にさせないような
管理がまず大切なんですが・・・・・。