獣医さんの「プロの技」

以前[ちょっとメモ]で紹介したブログ「農家の嫁の事件簿」を開いてみたら、
ちょうど獣医さんの話題というか、イラストが書かれていた。
http://kamatsuta.exblog.jp/4425008
その記事の中の いつもどおり颯爽と帰ろうとする獣医さん
のリンクを開いてみると、魅惑の獣医稼業なんて書いてあり、その中の
イラストの人物はどう見ても「スナフキン」だ!
うちの県にも、スナフキンのような雰囲気を漂わせている先生
(この先生がまた蹄病の大家なんです)がいるにはいるが、
診療所の獣医さんがみな、こんな先生ばかりではない。
でもそしててきぱきと診察や処置をして帰っていく。
その
多忙ぶりと無駄のなさがカッコイイ。
なんて見られていることもあるのかな?と大変参考になる。
まっ、確かに必要のない仕事をだらだらとやっていく獣医さんは、
飼い主にとって迷惑だろうが、
あまりあっさりと帰ってしまう獣医さんには、
「ほかに治療はないのかよ」と思うこともあるだろう。
ここいらのバランスが、最近私がよく考える「ベストパフォーマンス」ということで、
その飼い主さんにとっての「無駄のない」サービスを、
いかに満足してもらえるよう提供するか、ということだと思う。
繁殖検診を例にとって考えみると、
その農家農家にとっての「ベストパフォーマンス」が違ってくる。
一般的には「発情発見リスト」みたいなものが
検診後の授精率を上げるのには一番有効だろうが、
なかにはPGを使って機械的に授精してもらった方がいいうちもあるだろうし、
エサに詳しい飼い主には、繁殖うんぬんよりは、乳成分やBCSなんかから、
牛の栄養管理について話した方がその農家の繁殖成績向上のためには大事かもしれない。
皆さんのところに来る獣医さんは、颯爽と仕事を終え帰っていきますか?
ちなみに、料金に無意味に「万」をつける獣医さん
各診療所に1人くらい、いるような気がします。(特に年輩の先生に多いような気が・・・・・)