パーラーでの搾乳立会

昨日は80頭搾乳(管内では大規模となる)のフリーストール牛舎の搾乳立ち会いを地区担当獣医4人で午後4時から実施した。
今年は生産調整の代わりとして、体細胞での乳質基準が厳しくなりそうで、今のうちから成績の悪いところは準備しておかなければならない。
今回実施した農家は、体細胞が慢性的に高く、ちょくちょく大腸菌性乳房炎で牛が死ぬ。
やったことは、①全頭PL検査・サンプリング②マッサージ時間・搾乳時間の測定 である。
作業に忙しく搾乳手順をまじまじと見ている暇がなかったのだが、大まかに言うと以下の順番で搾乳していた。
①前搾りを行いながら乳頭・乳房全体をシャワーで洗浄。
②パケツ(4頭ダブルパーラーに3個)のお湯(消毒薬?)に入った雑巾のようなタオルを固く絞り、荒拭き。
③殺菌剤に浸した1頭1布のタオルを軽く絞り、乳頭を清拭。

④ミルカーを装着。
⑤自動離脱後ディッピング。
パーラーでの搾乳立ち会いは初めてだったので、他に見るポイントがなかったのかちょっと不安であるが、とりあえずやるべきことは出来たのでよかった。
見た感じの印象としては、水を多く使った搾乳方法で今ではあまり推奨できない方法じゃないのかな、ということ。
プレディッピグ+ペーパータオルという組み合わせとか、最近ではアルコールクロスなるものも出回っているとか。
皆さんのところではどうされてますか?